KEIKO KOMA Webサロン

ひたすらに


先日の台風の暴風雨を受け、高台に建つ全面ガラス張りのマンションの部屋の中で、生きた心地がしませんでした。母から「物干し竿は下に下ろす事。万が一ガラスが割れても怪我をしないように、ベランダ側のベッドでなく床で寝るように」と電話で言われ、最初はたかをくくって笑っていました。ところが、時間が経つにつれガラスを叩きつける荒れ狂った音を聞いていたら、居ても立っても居られず、布団を床に下ろしただけでは怖くて、ベッドのマットレスを壁のようにして立てかけ、割れたガラスが直撃しないようにと動いていました。一晩中激しく叩きつける音の中、こんなことは初めてであり正に激変する前のお清めと共に、すべてを新たに生きよと、いい加減に目を覚ませと激怒されているようでした。幸いにも何事もなく綺麗な青空の朝を迎えましたが、外に出ると暴風雨の激しさの無残な植物の姿が見られます。自然淘汰されるのです。その日の仕事は、上手く言えませんが瞬間瞬間、ひたすらに正面から向かい合い、判断し動きこなしていました。余計な感情を挟まず、時間と向き合い、無我夢中で業務をこなすと意識したわけではありませんが、そう動いていました。そして迎えた高句麗伝説、邪もまがいものも何一つ寄せつけず、切れるような澄み切った今朝の青空のような空間の中、ひたすら向かい合い身を置いていました。目を閉じても、マーブリングのように美しい光景が見えます。人が辞め、一人一人が動き、目に見えない空気が空間を形成し、過去を寄せつけない無言の新たな力と、その狭間の限界を自分の会社の中で、ハッキリと見える今です。昨日一日の中で、どれ程の年月と歴史を経験したのか計り知れない今、ひたすらに生きると決めました。尊い経験をさせて頂きまして、ありがとうございます。

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レバノンからの贈り物
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三鷹市公会堂 光のホールにて
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お茶室より