KEIKO KOMA Webサロン

この世の天国


この世の天国があるとしたらここ・・と感じる府中コンサート三日目の経験でした。一日一日どんな境地に達することができるかと期待を胸に始まった府中の連続コンサートは予想とは異なり、重い頭を自覚するところから始まりました。体の動きが鈍いところが動き出すのがわかり、二日目には今のコロナ禍で翻弄されるようにある世界とはまるで別世界に生きられる生命であることを経験しました。コンサート後、夜空のもと電車を待っていると空間に浮かぶ月も大地も空も世界中の人々も身の内で繋がっていることを感じる豊かなひとときでした。別次元で生きることが人間としての生を生きることと経験します。そして迎えた昨日、運命を超えて生きることは自分が無くなる経験でした。ひとつと感じるまでもなく全てはひとつにあり、自分が無いことはどこまでも自由を感じます。年始に荻窪で開催された「存在論」で教えてくださった「無人」が浮かびました。あの時の存在論は会場の空気も、帰り道の雰囲気もありありと思い出せます。英語で何ていうのかと調べ、nobodyとわかりとても惹かれ、nobodyであることに自由を感じ、そう生きることを願い、ふとしたときに思い出す言葉です。昨日の府中のコンサートは nobody の経験でした。どこも歪むことなく、緻密にどこまでも正確に埋まり、充実しきった内面の経験は天国と感じ、これで死んでもいい・・という言葉さえ生まれました。人間としてこれほど深い経験をさせていただきまして、心よりありがとうございます。連日経験させていただけます恵みをありがとうございます。今日も向かわせていただきます。

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府中の森芸術劇場 ウィーンホールにて
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仙台 勝山館にて
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びわ湖ホールにて-4