KEIKO KOMA Webサロン

いのちのうた


デイサービスいのち』のオープン、おめでとうございます。
すごくすてきな素晴らしい空間なんだろうと想像し、ワクワクします。

私は夫と共に介護タクシーの仕事をしています。
ご利用者様は ご高齢の方が多いです。
CDがかけられる車両では いだき先生の『いのちのうた』のCDをかけていますが 「この音楽はいいですね」「懐かしい」「安らぐ」などと 話されるご利用者様が多いです。

先日も 定期通院されている海や自然をこよなく愛する利用者様が CDが流れる車の中で 自分がされていた海の研究などのお仕事について たくさん話し始めました。

自宅内外にも 流木や貝や竹を使ったアートなオブジェや 丸太の椅子があったり 玄関先の植物を見ても こだわりがあるのがわかります。

関わり始めの頃は 認知症状も出始めていて まだ体調も不安定でお迎えにいっても「どこに行くの?」と不安そうな表情をされていました。
2回目位の関わりの時に 玄関に行くまでも 不安そうで 出かけるのも気がすすまないなーという表情や言葉がありました。
そんな時に ふと私の目に入った玄関の壁にかかっていたアートな壁かけがありました。
ふと「これ、手作りっぽいですね!貝とか竹を使っているんですね~」と言ったら、ご利用者様の表情が一瞬で 変わり、『これはね、竹で海を表現していて このちいさな貝は 海外の島々の位置を表しているんだ』と声のトーンも上がり、目がキラキラして 自信に満ちた表情で説明をしてくださいました。

車内でも 海の話や以前に住んでいた島での暮らしの話しなどを楽しそうにしてくださいました。

先日も 「玄関外の植物が南国にありそうな植物ですよね~」と言うと 『ちょっと庭を見ていって』とお庭を見せてくださいました。
そこは こだわりが たくさんあるお庭で 好きな木を植えていたり、蘭の植木鉢や 以前に習っていたという陶芸で作った器に穴をあけて紐を通して鉢にして木に吊り下げていたり。
そして もっと凄かったのは、ご自分で建てたという作業小屋も庭にありました。
庭仕事用の道具や流木等を作品にするための道具などが丁寧に整理されていました。
きっと アートを学んでいる方々が見たら ワクワクする場所かもしれません。
ご利用者様が 生き生きとした表情で いろいろと説明してくださり、そんなご利用者様を見て 嬉しく思いました。
自宅に入る前に 「ちょっと水撒きだけします」と お庭と玄関外にご自分で ホースで水撒きをされました。

このご利用者様は 研究者なので、なにかを学ぶとか作るといったことが好きで、現存するデイサービスなどは 続かず、出かけるなら なにか学びたいという思いがある方です。

私が 関わらせていただいて思ったのは
この方は 自分の持っている知識を惜しみなく人に教えることが好きな方だなと思いました。
なので、ご自分の得意分野の海や自然に関する質問を受けた時に 一瞬で 先生と生徒のような感じになったのだと思います。

その方の今まで築きあげてきた経験などを大事に、ひとりひとりの人生に寄り添って、さらに生き生きとした幸せな人生になれるような関わり方をしていきたいと思います。

いだき先生の『いのちのうた』は ご利用者様の幸せな記憶がつまっている宝箱を開け、本来持っている生きる力にノックしていくようなCDだと思います。

ありがとうございます。

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