ありがとうございました。

一昨日は、スカイロケットセンターに行く前に、天皇、皇后の両陛下の即位のパレードに行ってきました。警備の模様、参列する人々の空気を味わいたかったのです。
手荷物検査、身体検査、金属探知機検査と三段階にわたり、検査を終え、ゲートに入り、御列に加わりました。
警備にものものしさはなく、みんな、静かに、和やかに待っていました。
反対車線だったので、人込みの隙間から、小さな皇后の御顔が一瞬、目に入りました。秋の白日のもとの、世界１３番目の大きさのダイヤモンドは遠目でもきらきらと輝いていました。
ダイヤモンドが世界の女性を魅了するのも、初めてわかる気がしました。ひとことでいえば、「わかりやすい」です。

スカイロケットセンターの前の、ヴェネチアンネックレスを前に途方に暮れてました。
おずおず、おそらく、消え入るような声で「わたしもお見立てお願いします」
と意を決して、高麗さんに申しでました。
世界を飛びまわるようになられると、お見立ての機会も今回が、最後かもしれない、と考えると、チャンスを逃してはいけないような気がしました。
高麗さんが最初に手にされたネックレスを見て、息を呑みました。
「こんなすごい迫力のをどなたが、身につけるんでしょう？私には、無理ね。」と、私が見ていたネックレスだったからです。

「未来」と表現された、そのネックレスは新生物の卵のようであり、今にも孵化しそうな生き物に見えました。

姉から「立体的で、多次元。そうそう、『虚数の情緒』」と言われ、嬉しくなりました。

大好きな「宇宙」を感じます。
「宇宙」規模で生きろと、ネックレスは語りかけます。

ビデオ講演会とお見立ていただきまして、本当にありがとうございます。
大切にいたします。

三村　馨