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「望み」


二年ぶりだろうか、映画を見にいく。雫井脩介の小説が原作の『望み』という映画。少年殺人事件と家族の、それぞれの「望み」を描いて、「世間」で生きている人間の悲しみを表現した秀作だ。わたしの好きな所沢と思わしき街が舞台なのも、親しみやすかった。「あなたと見たい、景色がどれだけあるのだろう」と歌う森山直太朗の主題歌もいい。最後に、殺害された少年の「望み」が家族を救い、周囲の人を立ち直させる。
これまで「希望を語る」をテーマに、エクササイズを創ってきたが、「希望」というと、すぐに「絶望」と対比されてしまうので、気軽に語れなくなりそうだ。それより、「望み」という大和言葉の方が「のぞく」と響きあって、「物事を求めて、はるか遠くまで見る。」という意味にふさわしい。そういえば、「遠くを見よ!」という言葉もあった。
よく研修などで、「たい」レベルではだめだ、ちゃんと「~~する。」と言うべき、と指摘されるが、もう少し、気ままに、自分にとって都合のいいことばかり思ってもいいのではないかとも思う。他者からの評価を気にし、自分らしさと格闘し、好き勝手な「望み」を口にするのもありだと。まずは言葉にしてみ、「言ってみる」べきなのかも。より真実に沿った望みこそが愛に昇華するのだと思う。

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