KEIKO KOMA Webサロン

薄汚れた男とすれ違って


街角で、スマフォを見入っている男とぶつかりそうになる。「おっと!Kくん。」そのポニーテールの男は、昨夜、訪ねてきたばかりのKだった。その時も、仕事の苦境やものごとのうまくいかなさを嘆いてばかりでうんざりしたのだったが、昼間の光の中では、その薄汚さが特に目について、つぎの言葉も出ずに行き違ってしまった。オシャレとか、こぎれいにするとか、居ずまいを正すとか、明るい声で語るとか、それって思っている以上に重要なことだと改めて思う。そんな上辺だけ飾るより中身のうつくしさが重要なのだ、襤褸は着てても心の錦、なんて言うけれど、やはり「内面」がそのまま外に現われるのだ。先生の言われるとおりだ。もう一人の知人も、安っぽい美しくない服で、いつも表情が暗く、ほんとうに疲労の色がにじんでいる男も、わたしが折角仕事の展開について熱っぽく語っても、「ほう。そりゃよろしいな。儲かったら、ひとつお零れを頂戴したいものです。」と言ったので、あきれてしまった。知識人はだれかの余徳と親切で生きていた時代もあったのだろうが、もうそんなこと言ってる時代じゃないのではないか。この前、応用講座で、「貧乏臭いのは大嫌い!」と、先生が言われたので、ドキッとしたが、金がなかろうが、美服がなかろうが、明るく振る舞っていたいし、こじゃれた格好でいたいし、美しい言葉を忘れないでいたいものだ。

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ミュージアムにて
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巡り合わせ
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弁護士さんです。