KEIKO KOMA Webサロン

吹く風


北上コンサートの前夜、いつものように夜遅くまで残業し、帰りがけに会社で使っている五女山の青いマグカップを洗っていたら、突然持ち手がポロッと取れ驚きました。何の前触れもなく椿の花が落ちるように、「あらっ」と取れたのです。課員に見せると「お役目が終わったんですね。」と言われ、「ありがとうございました。」と手を合わせてお別れしました。何のお役目が終わったのかは分かりませんが、なぜか納得し次に向かうのだと感じたのです。その夜から翌日出発まで、何度も何度も新幹線及びコンサートチケットを取り出しては日付を確認しました。間違いがあってはならないからです。念には念を入れて家も早く出ました。ところが、東京駅の改札を入ろうとしたら「乗車券を入れてください」とエラーになり、一瞬何が起こったのか分かりませんでした。窓口に向かって聞こうとした瞬間、チケットを家で抜き取った場面が鮮やかに脳裏に浮かび、乗車券本体のチケットを家に置いてきたと分かったのです。全身の血の気が失せ、足早に緑の窓口に向かい早口で説明をする私に対し、「家に取りに帰れるか」と駅員さんが問います。絶望的な思いで無理だと告げ、対応を早くお願いしながら時計を睨みつつ、「乗車に間に合いますように」と祈り続けると同時に、愚かな自分を責め続ける時間の長い事・・・やっと再発行手続きを終え、説明半分で猛ダッシュでコンコースを走り抜け、汗だくで発車7分前に到着。聞けば、私と同じ事をしてしまった友達が、同じ車両に二人もいて笑い合うと同時に、「気を引き締めて向かおう」と言い合った北上コンサートの始まりです。初めての北上にて吹く風は、アテルイの存在を感じながら歩いたあの日と同じでした。澄み渡る心地よい風は生命の、魂の風です。コンサートのメッセージ「北上哀歌」と高麗さんの音の響きには、切なさとやさしさと純粋さとが入り混じり、胸が熱くなります。最後の最後に、暗闇の中に小さく明るく輝く、青い光と緑の光の二つがはっきりと見えたその瞬間に先生の演奏が終わり、感動を超えて無我夢中で拍手をしていました。今年の元旦に高麗さんがお見立てしてくださった、ベネチアンガラスの心模様ネックレスと同じ光です。驚きながらも嬉しくてたまりません。帰路についた時は疲労困憊で、とにかく眠りたいだけで今日は目が何度も覚めながら、なかなか起きれませんでした。うつらうつらしつつ見た夢は鮮明です。私の家に高麗さんとボランティアの方たちが集まり、何やら一生懸命作業をしています。ところが私はその横で、今の私同様にベッドで寝ているという奇妙な夢でした。更に、「3月21日」とはっきりした強い声が聞こえ、驚くと同時に目が覚めた朝です。慌てて手帳を見ると、その日はアントレプレヌールサロンです。一体何が起こるのでしょうか。暗示めいているようですが、いずれにしても何が起ころうとも、どこか腹は括っているというか、不思議な何かがお腹の中心に在る今です。それはとてもあたたかいです。ありがとうございます。次は仙台に向かいます。引き続きよろしくお願いいたします。

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