KEIKO KOMA Webサロン

今、この時


昨日、東京を出た時は新幹線の窓の日差し除けを思わず下ろすほど、光あふれる中を仙台に向かって出発しました。ふっと気がつけば、シャリシャリと窓を打つ音が聞こえ顔を上げると、外は一面のグレーのモノトーンに染まる光景に驚き見入りました。シャリシャリと音と共に目に映る光景を眺めながら、私は一体これから、どのような世界に向かっているのだろうと考えます。心静かなひと時です。新しくオープンした仙台高麗屋さんにお伺いしました。美しいマーブリングのカーテン越しに外を眺めながら、どんな時も心美しく生きることと教えられます。高句麗伝説が始まるや否や、瞬時に宇宙空間と溶け込み、自分が真っ只中にいるその早さに驚きます。時空超越です。まるで宇宙のど真ん中に身を置いているかの如く、音が回り包み込み、高麗さんの音と共に私のど真ん中に入ってきます。揺るぎない確かなるものをそのまま確認させて頂くかのような、高句麗伝説を経験させて頂きました。ありがとうございます。

今朝、月一度の定期検査の為に病院に行くと、「間もなく手術から一年が経つので、来月CT検査を行いましょう」と言われました。あれから一年が経つのですね。昨年の6月14日に病名の告知を受け、矢継ぎ早に検査を受ける中、迎賓館、京都、琵琶湖、奈良の高句麗伝説へと向かい続けたあの時。退院後の一ヵ月後には愛犬を失い、二人で過ごした無我夢中のあの夏は生涯忘れることができません。小さな身体で最後の最期まで私に教えてくれたこと、生きるとはを、今改めて胸に刻み、これからも生きていきます。

病院に行こうと部屋を出ると、EVで私を待っていて下さった方は隣りの部屋の女性でした。一度だけ挨拶を交わした方です。お礼を述べ病院へと急ぎ足で歩き始めましたが、ふっとコンサートを伝えたく、逆戻りし気づいたら話しかけていました。チラシを見せ、この日にコンサートに行きませんかと。残念ながら三日間とも予定や仕事の都合で行けないとの事。すかさず昨日案内があった8月の狛江の高句麗伝説までお伝えしている自分自身に驚きました。このようなピアノを聴いたことがない事、飼っているワンちゃんの事等、短い時間なのにごく自然に会話が弾みます。「誘って頂き、ありがとうございます」と笑顔で仰り、私も気づいたら汗かきながら心弾み話していました。別れた後も、次につながる予感で心嬉しく、元気に病院へと急ぎ足で向かいました。病院に遅れるとか余計な事を考えずに、そのまま動けてよかったです。前回同様、結果はどうであれ動き方を学ばせて頂いている今です。嬉しいことは更に続きます。帰って来ると、大家さんの朝市の旗が立っており、思わず立ち寄りトマトとズッキーニを頂きました。顔馴染みのおばあちゃんと笑顔で会話を交わす時、亡きおじいちゃんとの夫婦の話を聞かせて頂く内容は、驚いたことにジェンダーそのものです。先生の「男は男であれ。女は女であれ」の言葉が蘇ります。「落語が大好きなの。なるほど、こういう落ちなのね」と、柔和で美しい笑顔でニコニコと話す姿は、正に賢く生きることを、「男は最期まで男」と告げる凛とした姿は、素敵な生き様を目の当たりに学ばせて頂きました。すべてがつながる今です。ありがとうございます。

 

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迎賓館にて
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NPO高麗 迎賓館より
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結工房 高麗屋にて