KEIKO KOMA Webサロン

人間とは


こんなに私って笑うんだ。気づくと幸せで何もかも嬉しくて笑っていました。朝、弘前公園に向かう時、自由な風を受け颯爽と歩くだけで笑みがこぼれます。お堀の水鏡は青空をそのまま映し出します。光り輝く水面の葉っぱの可愛らしさが目に映ります。小さな黄色い花が風に揺れ、こんにちはと挨拶してくれる姿に涙が滲みます。美しい自然は、ただひたすらに素直な心のまま幸せです。

偶然、昨夜会った同じホテルの方と再会に喜び、植物園へと向かいました。受付で出会った地元のお父さんとも話が弾み、蓮池を一緒に回ります。初めてお会いしたのに、お父さんと呼び会話が弾むのです。自転車で近くに帰るお父さんは、私の大好きな父のやさしい笑顔と、あたたかい響きの東北弁で、「じゃあね」と言います。「じゃあね」「またね」何て素敵な言葉なんでしょう。すべてに感謝です。

新幹線で盛岡に向かうと雨が降っていました。初めて乗ったバスの中で料金が分からないでいると、ここでも地元のおばあちゃんが教えて下さり、会話が弾みます。ありがたい日です。会場で着席すると、自ずと背筋が伸び真剣勝負の体勢となりました。第一音から抜けるような青空が広がり、今朝の弘前公園が蘇ります。先生の音も高麗さんの声も、中心に直球でストンと入るのが気持ちよくて、初めての経験です。太鼓の音は五臓六腑に響き渡り、この時を待っていたと生命の声が聞こえます。無性に喜び溢れ、エネルギーに満ち溢れて笑みを浮かべる自分に驚きます。確かなる時の到来です。東名王様の紺碧の夜、好太王様の蒼い風、東北の地がひとつとなる宇宙空間が交わる世界の真っ只中にいました。どこまでも深く、悲しく、あたたかく包み込む先生のクラリネットの音色が愛を表し、透き通った音色に響き渡り、宇宙の彼方に届いたラストは感無量です。違う惑星から東京に戻るような、遥か彼方から戻る時間差を感じる新幹線の中です。明日から東北での経験が、どのように活きるのか楽しみです。先生、高麗さん、ありがとうございます。

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仙台コンサートホールにて
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文化の日
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東京高麗屋にて